長谷川優貴女流二段 逃げない銀 - 不器用な・・・ブログ・・・にゃんっ(将棋編)

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長谷川優貴女流二段 逃げない銀

マイナビ女子オープンは長谷川優貴女流初段が清水市代女流六段に勝ち、上田初美女王への挑戦権を獲得しました!長谷川女流初段は16歳でプロ入り後は4戦4勝。タイトル挑戦により、女流二段となりました。

昨日ニコニコ生放送でも放送されていた高野秀行六段の大盤解説会で、高野六段はフロックではないと仰ってました。

「これはもうフロックでも何でもない!二冠達成!」

1997年の第64回東京優駿(日本ダービー)で、サニーブライアンが皐月賞に引き続き勝った時に、フジテレビの三宅正治アナウンサーが残した名実況です。

さて、私が感動した局面は、下の図の次の一手47手目です。皆さんならどう指しますか?

20120203hasegawashimizu46teme.jpg
銀取りに跳ねてきた桂馬にどう対処するか・・・と言うよりは、まず銀を逃げることから考えますよね。

・▲6六銀から、▲7四歩~▲7五銀~▲6六歩で桂馬を歩の餌食
・▲6八銀と穏やかに引いて、やはり桂馬を歩の餌食

この辺りから考えるのではないでしょうか。

実はここに至るまでに、

・先手から角交換
・先手は一度▲5九飛と引いてから5筋の歩交換

と、先手は手損をしています。後手の陣形はまだまとまってはいませんが、かなり厚みを増していて来ているのはその影響と言えます。中飛車は抑えこまれたら動けずに何も出来ない戦法です。悠長には指していられないところだったのです。

ちょうど46手目でお昼休憩に入り、再開後指された47手目は

20120203hasegawashimizu47teme.jpg

銀取りに構わず45手目の▲7五歩の継続手、▲7四歩でした!

・銀桂交換は痛い
・後手に角と銀を持たれたら手を作られそう

こう考えるだけでもやりにいと感じると思います。

しかし、

・振り飛車の左桂を跳ねられる
・後手は歩切れで、すぐに△7四歩はない

サニーブライアンは逃げて勝ちましたが、長谷川女流二段は逃げませんでした。いや、サニーブライアンの大西直宏騎手のようにぎりぎりに引きつけて逃げている状況でした。

しかも、相手は女流棋士第一人者の清水女流六段です。一社員が、社長や専務クラスの意見を半分無視し、半分逆手に取りながら真っ向勝負の企画書を出すような事です。

この長谷川優貴の勇気(ネタ元:長谷川の勇気)に感動しました。

この後は猛烈な攻め合いとなり、先手が良くなっていきます。そして一転、両者の粘り合いとなりました。

長谷川女流二段は、アマとして前期のマイナビ女子オープン本戦出場したものの、上田初美女流二段(当時)に穴熊に組まれて、ほとんど見所なく敗れました。

そして今期、アマとして二度目の本戦出場を果たし、甲斐智美女流王位、斎田晴子女流五段、そして清水市代女流六段を破ってのタイトル戦進出です。

大盤解説の高野六段は、「この間に大駒一枚は強くなっている」と話していました。

サニーブライアンも皐月賞までは重賞勝ちもなく、東京優駿も皐月賞馬でありながら、逃げ切り勝ちはフロック視され7番人気(1頭除外で6番人気)の評価でした。しかし、競走馬は3歳の春に急激に成長します。

成長過程の16歳は、二冠ならぬ二段達成なりました。上田女王へのリベンジ、そして一冠をもぎ取ることが出来るか、第5期マイナビ女子オープン5番勝負が楽しみです!

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