遠山流中飛車持久戦ガイド レビュー - 不器用な・・・ブログ・・・にゃんっ(将棋編)

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遠山流中飛車持久戦ガイド レビュー

4839933774マイコミ将棋BOOKS 遠山流中飛車持久戦ガイド
遠山 雄亮
毎日コミュニケーションズ 2009-11-17

by G-Tools


※画像をクリックするとアマゾンでのレビューを見ることが出来ます。

すでに発売から1年半が経ちましたが、未だに中飛車対居飛車持久戦のバイブル的存在です。この本は「中飛車からも振り飛車からも公平な視点」で書いたとの事でしたが、中飛車よりだと著者の遠山雄亮五段(発売時四段)は言われたそうです。
中飛車を指す側からすると、むしろ居飛車の対策が多すぎると感じるぐらいでした。

この本は角道を止めない中飛車の解説となっております。いわゆるゴキゲン中飛車というものです。先手番と後手番で何が違うのか、基本的な手筋は何か、しっかりと押さえるには持ってこいの本です。

●各章の説明
★第1章 先手中飛車・5筋&角交換編
後手居飛車が飛車先を決め、5四歩型で先手の5筋位取りを拒否し、△7七角成と後手から角交換をする局面の解説です。厳密にはタイトルと異なって急戦調の指し方の紹介もありますが、この局面は先手中飛車が指しやすく変化なので、居飛車を指す側もしっかりと理解するには必要不可欠な章になっています。

★第2章 先手中飛車・5筋交換編
途中までは第1章と同じで、△4四歩と後手居飛車が角交換を拒否し、穴熊を目指す場合の解説です。5筋は交換するのですが、この本発売当時の定跡は最善を尽くせば先後どちらも難しい将棋になるものでした。そこで遠山五段の新手法1筋位取り相穴熊の破壊力が絶品です(中飛車にとってはですが)

★第3章 先手中飛車・5筋位取り編
先手に5筋の位を取らせる代償に後手居飛車は穴熊を目指す場合の解説です。当時の定跡では最善を尽くせば千日手模様になり、先手中飛車不満の戦いになるとされていましたが、先手番での一手の違いを活かし、袖飛車を見せる中飛車の戦い方が非常に参考になります。後手居飛車も対策を知らないと一気に攻め潰されるので、先後どちらを持つにしてもしっかりと理解しておくべきところです。

★第4章 後手ゴキゲン中飛車・5筋位取り編
この章からは後手の中飛車の解説になります。先手番で有力だった5筋位取り袖飛車がなぜ後手番で具合がわるいのか、1手の違いの大きさをよく理解できます。そこで後手中飛車は相穴熊を目指すのが理想となりますが、ほぼ互角とされる局面の前にどちらかが罠に引っかかれば一方的な展開になりますので、先後の違いを意識しつつ第3章・第4章は読み比べるといいのではないかと思います。


★第5章 後手ゴキゲン中飛車・角交換編
いわゆる丸山ワクチン佐藤流(7手目に先手から▲2二角成と角交換し、△同銀▲9六歩)とする局面の解説です。普通に美濃に組合っても一局の将棋となりますが、後手は5筋の歩の交換を目指して△9四歩▲7八銀の次に△7二金とする「遠山流」の解説です。先手の居飛車もこの対策を押さえておかないと後手中飛車に好きにされる展開になるので抑える必要があります。

★第6章 自戦記
3局収録されています。

●北野の感想など
上の方で居飛車の対策書き過ぎだと言いましたが、冷静に文章にしてみると中飛車に取って良い変化が多いのかもしれませんね。

序章に基本図までの指し手を書いているので、買った当時はまだまだ13級程度でしたので、本を読むときはページを前に戻したり後ろに戻したりが少しばかり手間でした。ある程度棋書を読むのに慣れた人向きかなとは思います。
遠山五段のもうひとつの著書である遠山流中飛車急戦ガイドでは、各章ごとに初手から指し手の解説がありますし、自戦記も各章の最後に載せられていて、読みやすく改良されています。棋書に読み慣れていない方は先に急戦ガイドの方がいいかもしれません。

しかし、若干中飛車寄りではありますが、基本中の基本から、新手筋、新定跡までしっかりと解説されている良書中の良書であることは間違いありません。

例えばこれ以前に発売されている近藤正和六段や鈴木大介八段の本で行き詰まりを感じた時には新手法が解説されていますので、突破口になるでしょう。

最善形を追っていますので、本当に将棋を始めたばかりの初心者の方にはいきなりは難しいと思います。私のスタンスは「とりあえず盤駒使って並べてみて、どうしても理解出来なきゃもっとやさしい本」です。1冊ぐらいは将棋の本を読み通したことがあるという方は挑戦してみてもいいと思います。具体的には、中飛車なら藤倉勇樹四段の
よくわかる中飛車です。参考にしてください。


関連記事:遠山流中飛車急戦ガイド レビュー
このレビュー時の棋力:将棋倶楽部24初段
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