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パワー中飛車で攻めつぶす本 レビュー

パワー中飛車で攻めつぶす本 (最強将棋21)
パワー中飛車で攻めつぶす本 (最強将棋21)鈴木 大介

浅川書房 2009-12
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※画像をクリックするとアマゾンでのレビューを見ることが出来ます。


この本は初手▲5六歩から始まる先手中飛車対後手居飛車について書かれた本です。藤井猛九段の四間飛車を指しこなす本・相振り飛車を指しこなす本同様に、1ページに問題図、次のページに解答、本の最後まで読んだら逆さにして読むという「さしこな」形式で書かれています。

第1章から第7章まではいずれも先手の5六歩に対抗して5筋の位を取らせない後手5四歩型、第8章のみ先手が5筋の位を取る先手5五歩型の解説です。第1章から第4章までが初手▲5六歩△8五歩、第5章以降が初手▲5六歩△3四歩となっています。

「自ら乱戦にせず、美濃までしっかり囲い、安全に圧勝する」がこの本のなんとも欲張った狙いです。しかししっかり読みこめば結構その通りになるという実用性の高さは病みつきになります。

●各章の説明
★第1章 駒組みの基本と3つの狙い筋
先手中飛車を指す上で基本中の基本の狙い筋である8五飛のぶつけ、8筋逆襲、中央突破についての指し方の解説の章です。具体的には後手居飛車が飛車先を伸ばし、後手から△7七角成と交換した場合の先手中飛車の指しやすさです。これが実現すれば中飛車圧勝パターンですので確実に理解するべきところです。

★第2章 意外な筋と角のさばき
第1章では後手居飛車からの角交換でしたが、では後手から角交換をしてこない場合にどう指すかを解説した章です。▲5五歩△同歩▲同飛と▲5五歩△同歩▲同角の違い、後手が銀を出してきたときの対処など、第1章との違いを違いをしっかりと見極める解説が明快です。

★第3章 左美濃を攻めつぶす
後手居飛車の持久戦その1である左美濃への対処法です。5筋の歩を交換せずにじっくりと▲5九飛と引く味の良さを学べます。角交換を先手から挑む局面とそうではない局面の違いをしっかりと身につければ、左美濃は怖くなくなります。

★第4章 穴熊を攻めつぶす
振り飛車の天敵である居飛車穴熊への対処法です。基本的には後手居飛車が持久戦を見せた場合に短期決戦を挑む形です。角道を開けた振り飛車の居飛車穴熊への基本の攻め筋が満載です。

★第5章 角交換型へ
第5章からは初手から▲5六歩△3四歩の解説です。後手が5筋の位取りを拒否して△5六歩と突いてきた場合の基本の攻め筋の解説となっています。先手から角交換をし、5筋をすんなりと切れた時の指しやすさを体感できます。

★第6章 後手、一歩交換を逆用
第5章は先手の角交換と5筋の歩の交換に対して後手が5三銀型ですぐに△5四歩と打って飛車を追い払う場合でしたが、3三銀型で5筋の歩を打たずに攻めてきたときの指し方についての解説です。これまでどおりに指すと一気に先手中飛車敗勢の局面に追い込まれますので違いをしっかりと理解しましょう。

★第7章 後手、一歩交換を阻止
今度は後手が飛車先を突かず、5三銀~6四銀と5筋の歩を交換するのを拒否してきた場合の指し方です。歩越し銀には歩で対抗し、先手は穴熊で局面を打開する指し方が必要になってきます。

★第8章 5筋位取り中飛車VS居飛車穴熊
この章は後手が5四歩と突かずに先手中飛車に位取りを許す代わりに居飛車穴熊へ組んだ時の対処法になっています。難敵への基本的な対処法が解説されています。

●北野の感想など
発売から1年以上経っており、プロでは▲5六歩からの先手中飛車の成績は、居飛車の対策も進み、相振り飛車にしても後手の成績がいいという現状で、アマ級位者レベルでもそれなりの対策を持っているとは思いますが、初手▲5六歩ではなく▲7六歩△8四歩から始まる先手中飛車は当然、後手のゴキゲン中飛車を指す場合にも応用が効く攻め筋が満載ですので、その価値は未だに衰えることはありません。

将棋を始めたばかりの初心者には難しい面もあると思います。実際私も13級の頃に初めて読んだのですが、その時は理解するのにかなり苦労しました。

しかし攻め手筋が満載ですので、徐々にそれが身についていき、「本当に攻めつぶせる!」とこの本を神棚に祀りたくなったものです^^(神棚も仏壇も持ってませんが・・・)

●行き詰まったら?
この本に載ってない対応(例えば後手棒銀)を知りたい、美濃まで囲わずに戦いたいときは藤倉勇樹四段のよくわかる中飛車や、行き詰まりを感じたときや5筋位取り中飛車の説明が足らないと感じたときは、最善系を網羅した遠山雄亮五段の遠山流中飛車持久戦ガイド遠山流中飛車急戦ガイドへ進むと、より中飛車の指し方が理解できると思います。

このレビュー時の棋力:将棋倶楽部24初段
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